宮城県大会 準決勝
宮城県大会最終日です。
会場は築館総合運動公園野球場です。
忘れもしない2年前、同じ会場で準決勝の第1試合でした。
天気も同じ曇り空の朝、2年前は試合途中から雨になり、そのまま涙雨になりました。
2年前から関わってきた方は私だけでなく全員が同じ思いを共有していたと思います。
7時半、アップ前です。
東北大会のかかった試合ですが、子供達はいつも通りのようです。
先発は私の予想通り、エースナンバーを背負ったR君です。
実は、前日私の所にコンディションを整えに来ていました。
ブルペンの感じはとてもGoodでした。これなら、「フフフ」と心の中で喜んでいた私でした。
そしてプレイボールです。
今大会初の先攻でゲームは始まりました。
幸先良く1点を先制して、良い感じでした。[emoji:v-410]
が、野球は本当に何が起こるかわからないとよく言いますが、4点取られて逆転されてしまいます。[emoji:v-399]
R君のご両親は卒倒しそうです。こういうとき普通ならば、選手を激励するのでしょうが、ここの保護者会はR君のお母さんを激励します。
私は初回なので、まだゆとりはありましたが、R君のご両親以上にプレッシャーを感じていました。
でも、誰もそんな事は気づくはずも無いので、誰も私を慰めてくれる方はいません。
私もここから応援にエンジンがかかりました。本当に久しぶりに腹から声をだしました。
珍しく、息子の声も私が聞こえる位大きかったです。
そして、5回に追いつきました。
これで、いける。
さらに応援がヒートアップ。R君のお父さんも応援席に戻ってきました。
あとは、S先生の采配が自由自在に揮われます。
私もドッと疲れた応援でした。[emoji:v-410]
これで、東北大会への切符をいただきました。これは、野球の神様のご褒美であり、審判でもあると思っています。
世の中にいろいろな野球というものはあるでしょうが、”中総体の野球”=”中学校の教育”と私はとらえています。
野球をする以前の行動や態度ではいけないのは当たり前の事です。
まして、県の代表として行くからには相応の行動が求められて当然です。
そういう意味で、審判が下ったのだと昨日は感じました。
以前にも書いたと思いますが、息子の学校は私立です。恵まれた環境、指導者でできる事は大変幸せです。
しかし、私がこの学校とS先生にお願いしたのは息子の人間教育です。(何せ、私自身が人間教育が必要な人間なので・・。)
世間では、声のかかった野球の巧い子だけが来ていると思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、少なくとも我が家は違います。
S先生の指導に期待して、こちらからお世話になりました。
野球は教育の道具の一つにすぎないと思っています。
普通の中学生として、頑張っている子供達に神様からご褒美をいただきました。
決勝戦は午後からでした。